古期ノルド語(読み)こきノルドご(その他表記)Old Norse language

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古期ノルド語」の意味・わかりやすい解説

古期ノルド語
こきノルドご
Old Norse language

ほぼ 1350年頃までのノルド諸語。すなわち,古期アイスランド語,古期ノルウェー語,古期スウェーデン語,古期デンマーク語をさすが,狭い意味では前2者のみをさすこともあり,さらに古期アイスランド語と同義に用いることもある。古い時期にはルーン文字で書かれていたが,12世紀頃からローマ字が使われはじめた。特に古期アイスランド語には,『エッダ』『サガ』など多くの文学作品がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android