古満寛哉(読み)こま かんさい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「古満寛哉」の解説

古満寛哉(2代) こま-かんさい

1767-1835 江戸時代後期の蒔絵(まきえ)師。
明和4年生まれ。初代古満寛哉の子。印籠(いんろう)蒔絵を得意とし,柴田是真(ぜしん)らおおくの門人をそだてた。天保(てんぽう)6年4月9日死去。69歳。姓は坂内通称は重兵衛。

古満寛哉(初代) こま-かんさい

?-1792 江戸時代中期の蒔絵(まきえ)師。
古満巨柳(こりゅう)の門人で,古満の姓をゆるされる。印籠(いんろう)蒔絵を得意とした。寛政4年10月2日死去。姓は坂内。通称は重兵衛。別号に坦哉,坦叟。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の古満寛哉の言及

【古満家】より

…江戸時代の蒔絵師の家系。初代は休意(?‐1663)。1636年(寛永13)徳川家光に召され御抱蒔絵師となり,江戸城内紅葉山の仏殿に蒔絵をして大いに褒められた。彼の作に〈柴垣蔦蒔絵硯箱〉(東京国立博物館)がある。子孫は江戸末期まで12代におよび,代々の作風を古満蒔絵とよぶ。その作風は幸阿弥蒔絵と異なり,幸阿弥家では古満家を道楽蒔絵と軽んじた。古満家は時代の流行にそった変化ある態度で製作し,品格を第一として静的で保守的な作風の幸阿弥家とあいいれなかったといえよう。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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