古版本(読み)コハンポン

デジタル大辞泉 「古版本」の意味・読み・例文・類語

こ‐はんぽん【古版本】

古い版本。主に室町末期まで、もしくは寛永(1624~1644)ごろまでのものをいう。

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精選版 日本国語大辞典 「古版本」の意味・読み・例文・類語

こ‐はんぼん【古版本】

  1. 〘 名詞 〙 古い木版本(もくはんぼん)。主として室町末期もしくは、江戸初期までのものをいう。
    1. [初出の実例]「古版本、古鈔本を多く蔵してゐる足利文庫には」(出典:春城随筆(1926)〈市島春城〉趣味談叢)

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百科事典マイペディア 「古版本」の意味・わかりやすい解説

古版本【こはんぽん】

古い年代の版本。古さについての確定的な取決めはないが,和書では奈良時代に唐から木版印刷技術が伝わって以来江戸時代慶長,元和年代に至るまでの間に刊行されたもの,漢書では明の嘉靖年代以前のもの,洋書では17世紀以前のものを常識的に古版本とする。

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図書館情報学用語辞典 第5版 「古版本」の解説

古版本

古い時代に印刷された本のことであるが,日本では一般的に室町時代末期までの版本をいう.古活字本を含める場合は,江戸時代の慶長から寛永末年頃までになる.旧刊本(きゅうかんぽん)ともいう.

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