古知野村
こちのむら
[現在地名]江南市古知野町〈朝日・熱田・北屋敷・久保見・小金・杉山・千丸・高瀬・桃源・塔塚・花霞・広見・古渡・本郷・瑞穂・宮裏・宮前〉
高屋村の南に位置する。宮田街道沿いに町並があって酒屋など商家があり、村の西を般若用水が流れる。上・下二区域に分れていた(天保村絵図)。「神鳳鈔」に見える「千丸垣内御厨」は、字千丸に比定されている。天文一六年(一五四七)曼陀羅寺祠堂年貢注文写(曼陀羅寺文書)に「三百文こちのゝ六郎左衛門」とみえ、天正末には織田信雄の家臣桜木源太の知行地があった(織田信雄分限帳)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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