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鳥取砂丘 とっとりさきゅう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鳥取砂丘
とっとりさきゅう

鳥取県東部,鳥取平野の海岸部にある海岸砂丘の総称。天然記念物千代 (せんだい) 川河口の西を湖山砂丘,東を浜坂砂丘および福部砂丘といい,3つの砂丘に分れる。狭義には浜坂砂丘のみをさす。西は白兎海岸から東は細川まで東西 16km,南北1~2kmに及ぶ。浜坂砂丘は特に雄大で最高点 92mに達する。千代川の運搬した石英砂が,波と冬の北西卓越風によって内陸まで運ばれて砂丘を形成。砂丘の中にすり鉢といわれる窪地があり,水を湧出させているものもある。マツ,ニセアカシアなどの砂防林植林され,コウボウムギハマゴウなどの植物が群生。タバコ,ブドウ,スイカ,ラッキョウ,チューリップなどが栽培される。浜坂・福部両砂丘は山陰海岸国立公園に属する。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

鳥取砂丘

約10万年前に形成が始まった。東西16キロ、南北2.4キロだが、宅地化や飛砂防備林植栽が進み、一般に国の天然記念物に指定された千代川東側の範囲(東西2キロ、南北1.3キロ)を指す。起伏に富んだ美しさから、日本を代表する砂丘として知られる。

(2009-03-15 朝日新聞 朝刊 神奈川全県 地域総合)

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デジタル大辞泉の解説

とっとり‐さきゅう〔‐サキウ〕【鳥取砂丘】

鳥取県北東部、千代(せんだい)川河口に広がる砂丘。東西16キロ、南北2キロ。

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百科事典マイペディアの解説

鳥取砂丘【とっとりさきゅう】

鳥取県東部,千代(せんだい)川河口両岸の海岸砂丘(天然記念物)。東西約16km,南北約2km,最高点92m。海岸寄りの外側は砂丘形成が進行中の白砂丘,内側は黄褐色砂丘。
→関連項目山陰海岸国立公園鳥取[市]

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デジタル大辞泉プラスの解説

鳥取砂丘

日本のポピュラー音楽。歌は演歌歌手、水森かおり。2003年発売。作詞:木下龍太郎、作曲:弦哲也。

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世界大百科事典 第2版の解説

とっとりさきゅう【鳥取砂丘】

鳥取県東部,千代(せんだい)川の河口両岸に発達する海岸砂丘。日本海に面して西から湖山(こやま)砂丘,浜坂砂丘,福部(ふくべ)砂丘の三大砂丘があり,この他いくつかの小砂丘を含めて鳥取平野北部にある砂丘全体の総称として使われることが多い。東西約18km,南北約2km。このうち起伏の最も大きい浜坂砂丘は,3列あるいは4列の大砂丘が並行して雄大なスロープをみせ,その風下側(南側)斜面は35度前後の急斜面となっている。

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大辞林 第三版の解説

とっとりさきゅう【鳥取砂丘】

鳥取県東部、千代せんだい川河口の東西に発達する海岸砂丘群。福部・浜坂・湖山こやまの三大砂丘がある。中国山地から流下した日本海の漂砂が北西季節風によって吹き寄せられて形成された被覆砂丘。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔鳥取県〕鳥取砂丘(とっとりさきゅう)


鳥取県東部、日本海沿岸の海岸砂丘。千代(せんだい)川を挟んで西側の湖山(こやま)砂丘、東側の浜坂(はまさか)砂丘・福部(ふくべ)砂丘に3分される。東西16km、南北2km。最高点92m。浜坂砂丘の大部分は国の天然記念物に指定されている。千代川によって運ばれた風化花崗(かこう)岩の砂が、海に流出したのち北西風によって海岸に汰()り上げられて堆積したもの。内部には「すりばち」とよばれる多くの窪(くぼ)地があり、底には湧水(ゆうすい)や砂地植物群落がみられる。砂嵐により風紋など地形は変化に富む。砂防林の植林やスプリンクラーによる灌漑(かんがい)で草原化が進行したため、一部の植林を伐採し砂丘の保護を行っている。浜坂砂丘南部の多鯰ヶ(たねが)池は砂丘探勝の中心。鳥取大付属砂丘利用研究施設のほか、鳥取砂丘子どもの国などの観光施設があり、年間約160万人が訪れる。ラッキョウ、ナシの栽培が盛ん。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鳥取砂丘
とっとりさきゅう

鳥取県東部、日本海沿岸の砂丘。千代(せんだい)川河口東部の福部(ふくべ)、浜坂(はまさか)砂丘、西岸の湖山(こやま)砂丘の総称で、東西16キロメートル、南北2キロメートル。狭義の鳥取砂丘は浜坂砂丘をさし、最高点92メートルの日本最大の起伏が、内陸砂漠の景観を思わせる。砂地環境下での動植物生態が学術的に貴重なことから、東半部は国の天然記念物に指定され、山陰海岸国立公園にも属する。
 スリバチとよばれる凹地底には飛砂と闘う砂地植物の群落が島状の緑地をなし、内陸へ行くほど安定度を増すが、イソコモリグモなどの食虫類は、夏高温の砂丘表面を避けて穴居している。現砂丘形成の主営力は秋季、冬季の北西季節風で、風速2メートル内外では風紋(ふうもん)が、10メートル以上では砂嵐(すなあらし)が生まれて砂丘を変化させる。層序は上から腐植黒砂層を挟む現砂丘層、縄文(じょうもん)―土師器(はじき)遺物包含層、黒ボク腐植土層、大山(だいせん)火山灰層、化石古砂丘層、基盤岩床と重層し、ビュルム氷期以来の海面低下と古砂丘の発達、火山灰の堆積(たいせき)と先史人の居住、新砂丘の形成などの過程を物語っている。
 1785年(天明5)以降、砂防造林に次いで新田開発も始まったが、1896年(明治29)以降は鳥取連隊の演習地となり、3砂丘は残った。
 第二次世界大戦後クロマツとニセアカシアによる大規模造林で砂防化は進んだが、天然記念物地域への北西方向よりの砂の移動が弱化し、草原化が進行したので、文化財保護か緑化かをめぐり長年論議のすえ、風上にある50.5ヘクタールの保安林を伐採した。鳥取砂丘こどもの国(1973年開園)などの観光施設があり、年間約150万人(2004)が訪れる。
 なお西半部には鳥取大学乾燥地研究センターがあり、国際的研究を進めているが、周辺の砂地農業は福部砂丘のラッキョウ栽培を除き、住宅団地化で後退している。[岩永 實]

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世界大百科事典内の鳥取砂丘の言及

【鳥取[県]】より

… 低地は砂丘,砂州,沖積平野からなる。海岸線に沿って大小さまざまの砂丘が分布しているが,とくに倉吉平野と鳥取平野の海岸部にある北条砂丘と鳥取砂丘は最も規模が大きく,内部に岩盤や大山ロームより古い古砂丘が伏在しているため,起伏に富んだ砂丘地形を形成している。弓ヶ浜は長さ17.5km,幅3~5km,日本最大の湾央砂州で,〈大天橋〉と称揚される。…

※「鳥取砂丘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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