セレノシステイン(英語表記)seleno-cysteine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セレノシステイン」の意味・わかりやすい解説

セレノシステイン
seleno-cysteine

アミノ酸の一つシステインのイオウ原子がセレン原子に置き代わったアミノ酸。最近,天然蛋白質中にも存在することが明らかとなった。ほ乳類のグルタチオンペルオキシダーゼや,ギ酸デヒドロゲナーゼなどの酸素の反応中心にセレノシステインが見いだされている。中性 pH領域でセレンがほぼイオン化し,酸化還元酵素反応に重要な役割を果たしていると考えられる。

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