コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

古言衣延弁 こげんええべん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

古言衣延弁
こげんええべん

奥村栄実 (てるざね) 著。1巻。文政 12 (1829) 年成立。 1892年刊。楫取魚彦 (かとりなひこ) の『古言梯』の研究を引継ぎながらも,ア行のエとヤ行のエを区別していないことを問題にし,延喜・天暦 (901~956) 頃以前の書物にはア行とヤ行のエが書き分けられていること,すなわち[e]と[je]の音韻的対立があったことを実証した本。ア行のエを表わすかなとヤ行のエを表わすかなをあげ (「衣」と「延」はそのそれぞれの万葉がなの代表) ,次いで当該の音をもつ語を五十音順にあげている。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

大辞林 第三版の解説

こげんええべん【古言衣延弁】

語学書。写本一冊。奥村栄実てるざね著。1829年成立。上代および平安前期まではア行のエ[e](衣)とヤ行のエ[je](延)に音韻上の区別があったことを実証したもの。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

古言衣延弁の関連キーワード奥村栄実大矢透

今日のキーワード

分水嶺

1 分水界になっている山稜(さんりょう)。分水山脈。2 《1が、雨水が異なる水系に分かれる場所であることから》物事の方向性が決まる分かれ目のたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android