落語。江戸時代から東西で口演されてきた伝統的な前座向きの与太郎咄(ばなし)。軽妙でおもしろく、もっともよく知られる落語の一つ。与太郎が伯父にいわれて道具屋になるが、へまばかりして失敗を繰り返す。客が「閻魔(えんま)(釘(くぎ)抜き)を見せろ」というと「お寺へ行け」、「この鋸(のこぎり)は焼きが甘いな」というと「火事場で拾ったんだから、こんがり焼けてます」と答える。道具屋仲間の符牒(ふちょう)で、買わずに行く客を小便というと教えられ、ももひきを買いにきた客に「ことわっときますが、小便はだめですよ」といい、客は「小便ができないももひきではしようがない」といって帰ってしまう。鉄砲を見せてくれといわれて出し、「なんぼか」「一本です」「鉄砲の代じゃ」「台(だい)は樫(かし)です」「鉄砲の金(かね)じゃ」「鉄です」「ばかだな。鉄砲の値(ね)じゃ」「音(ね)はズドーン」。この咄にはくすぐり(ギャグ)は多いが、とくにストーリーがないため、落ち(サゲ)が何種類もある。
[関山和夫]
…刀剣,陶磁器はいうまでもなく,青銅器や鉄器,文房具,最近は大工道具や包丁に至るまで美術的価値をもったものが見られるし,そのようなものとして製作されることもある。日本をはじめ世界各地の道具屋が美術商を兼ねることが多いのはそのためである。 機械が発達すると,機械作業の補助をなす道具も発達する。…
※「道具屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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