古長禅寺(読み)こちようぜんじ

日本歴史地名大系 「古長禅寺」の解説

古長禅寺
こちようぜんじ

[現在地名]甲西町鮎沢

鮎沢(あゆざわ)集落の北西方に位置する。瑞雲山と号し、臨済宗妙心寺派。本尊釈迦如来。開創時の寺名は長禅寺。当時すでに寺運振るわなかった真言宗西光(さいこう)寺(現在は廃寺)の一隅に、正和年中(一三一二―一七)夢窓疎石によって開かれた。初め鎌倉五山派に属したが、天心の代に現在の妙心寺派に転じた。下って戦国時代、武田晴信(信玄)は京都妙心寺二〇世大宗玄弘の法嗣岐秀玄伯を当寺に請じ、これに参禅した。晴信は当寺を天文二一年(一五五二)に没した母大井氏の菩提所と定め、岐秀は晴信母に瑞雲院を諡した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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