普及版 字通 「叨」の読み・字形・画数・意味
叨
5画
(異体字)饕
22画
[字訓] むさぼる・みだりに
[説文解字]
[字形] 形声
声符は刀(とう)。本字は饕に作る。叨は〔方言、二〕に「殘(そこな)ふなり」、〔一切経音義、十四〕に「らふなり」とあり、〔説文〕五下に「饕は貪るなり」とあって、貪食の意。或(ある)体として、叨など二文を録する。叨は饕の俗字であるが、また「みだりに」という用義がある。
[訓義]
1. むさぼる、そこなう。饕の俗字。
2. みだりに、みだりにする、かたじけなくする。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕叨 ムサボル・クラフ・ミダリガハシ・カタジケナシ
[熟語]
叨栄▶・叨越▶・叨恩▶・叨窺▶・叨拠▶・叨教▶・叨受▶・叨承▶・叨擾▶・叨辱▶・叨窃▶・叨貪▶・叨忝▶・叨叨▶・叨沓▶・叨陪▶・叨冒▶・叨昧▶・叨名▶・叨膺▶・叨禄▶・叨穢▶
[下接語]
貪叨・頻叨・冒叨
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報