叩き殴る(読み)たたきなぐる

精選版 日本国語大辞典 「叩き殴る」の意味・読み・例文・類語

たたき‐なぐ・る【叩殴】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 強くたたく。ひどくなぐる。きつく打擲(ちょうちゃく)する。
    1. [初出の実例]「銚子の奴等と喧嘩をして三人ばかりを強く打擲(タタキナグッ)たのさ」(出典人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)三)
  3. 強引に妥協させる。強迫して納得させる。
    1. [初出の実例]「軍鶏屋(しゃもや)へでも引張りこんで一杯呑まし、五両位で叩(タタ)きなぐる了簡だらう」(出典:歌舞伎・裏表柳団画(柳沢騒動)(1875)大切)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android