叩き殴る(読み)たたきなぐる

精選版 日本国語大辞典 「叩き殴る」の意味・読み・例文・類語

たたき‐なぐ・る【叩殴】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 強くたたく。ひどくなぐる。きつく打擲(ちょうちゃく)する。
    1. [初出の実例]「銚子の奴等と喧嘩をして三人ばかりを強く打擲(タタキナグッ)たのさ」(出典人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)三)
  3. 強引に妥協させる。強迫して納得させる。
    1. [初出の実例]「軍鶏屋(しゃもや)へでも引張りこんで一杯呑まし、五両位で叩(タタ)きなぐる了簡だらう」(出典:歌舞伎・裏表柳団画(柳沢騒動)(1875)大切)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android