只木遺跡(読み)ただきいせき

日本歴史地名大系 「只木遺跡」の解説

只木遺跡
ただきいせき

[現在地名]三ヶ日町只木

神明宮の東に位置する旧石器時代の化石人骨出土地。人骨は三ヶ日人と称される。県指定史跡。石灰岩の採掘場にある石灰岩の割目からゾウヒョウシカオオカミなど多量の化石とともに人骨が発見された。これらの化石は外から流れ込んだもので、人間がそこに住んでいたわけではない。昭和三四年(一九五九)に調査され、同三六年にも資料が採集されている。頭蓋骨の一部、大腿骨骨盤など七点の人骨が発見され、男性二体・女性一体で、男性の身長は一五〇センチぐらいと推定されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む