可能の助動詞(読み)かのうのじょどうし

精選版 日本国語大辞典 「可能の助動詞」の意味・読み・例文・類語

かのう【可能】 の 助動詞(じょどうし)

国語で、文語の「る・らる(上代は、ゆ・らゆ)」、口語の「れる・られる」をいう。ともに「受身・自発尊敬」の意を合わせ持っている。これらの語は、意義の上から、また、助動詞相互の承接順序などを考慮して、「す・さす・しむ(口語は、せる・させる・しめる)」とともに他の助動詞と区別し、用言接尾語として説く者もある。
口語法(1916)〈国語調査委員会〉七「可能の助動詞わ動作を出来る意味にいうときに用いる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android