右田寅彦(読み)ミギタ ノブヒコ

20世紀日本人名事典 「右田寅彦」の解説

右田 寅彦
ミギタ ノブヒコ

明治・大正期の戯作家,歌舞伎狂言作者



生年
慶応2年2月6日(1866年)

没年
大正9(1920)年1月11日

出生地
豊後国臼杵

別名
号=柳塢亭,矮亭主人

経歴
11歳で上京し、三田英学校や漢学塾で学び、高畠藍泉に師事。めざまし新聞都新聞東京朝日新聞記者などを経て、明治42年帝国劇場開場とともに立作者となる。作品は「塩原高尾」「生島新五郎」「水谷高尾」など多数。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「右田寅彦」の解説

右田寅彦 みぎた-のぶひこ

1866-1920 明治-大正時代劇作家
慶応2年2月6日生まれ。右田年英の弟。高畠藍泉に師事。「都新聞」「東京朝日新聞」などで艶種(つやだね),雑報才筆をふるう。明治44年帝劇の座付き作者となり,代表作に「堀部妙海尼」「鎌倉武士」などがある。大正9年1月11日死去。55歳。豊後(ぶんご)(大分県)出身。号は柳塢亭,矮亭主人。名は「とらひこ」ともよむ。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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