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高畠藍泉 たかばたけらんせん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

高畠藍泉
たかばたけらんせん

[生]天保9(1838).5.12. 江戸
[没]1885.11.18. 東京
明治初期の新聞経営者。名は瓶三郎。別号が多く,晩年は3世柳亭種彦と名のった。明治維新で窮迫した生活をおくったのち,明治5 (1872) 年東京日日新聞社に記者として入社。 1875年落合芳幾とはかって『平仮名絵入新聞』を創刊し,前年創刊の『読売新聞』と並ぶ小 (こ) 新聞の雄として成功させたが,76年末には落合と不仲になって『読売新聞』に移籍した。

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百科事典マイペディアの解説

高畠藍泉【たかばたけらんせん】

戯作者。本名瓶三郎。別号三世柳亭種彦,紫翠山房など。江戸生れ。幕府のお坊主衆の家に生まれるが家督を弟にゆずり画道へ。1872年《東京日日新聞》入社より,《読売新聞》など小新聞に関わり文筆をとったが,方針が合わず数社を転々,《東京毎夕新聞》を創刊して失敗した。
→関連項目東京絵入新聞

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

高畠藍泉 たかばたけ-らんせん

1838-1885 明治時代の戯作(げさく)者,新聞記者。
天保(てんぽう)9年5月12日生まれ。幕府の坊主衆の家に生まれる。明治5年「東京日日新聞」の創刊に参加。その後「読売新聞」「大阪新聞」などの記者をつとめるかたわら,おおくの小説を執筆した。明治18年11月18日死去。48歳。江戸出身。本名は瓶三郎。別号に3代柳亭種彦など。作品に「怪化百物語」「巷説児手柏(こうせつこのてがしわ)」など。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

高畠藍泉

没年:明治18.11.18(1885)
生年:天保9.5.12(1838.7.3)
幕末から明治文明開花期の戯作者,新聞記者。江戸下谷生まれ。本名瓶三郎,通称藍泉。別号,転々堂,三世柳亭種彦。明治5(1872)年,『東京日日新聞』の日執社に入社,落合芳幾と新聞錦絵を創案し大流行を起こした。また芳幾とふたりで明治8年雑報欄にはじめて版画を組みこんだ『平仮名(東京)絵入新聞』を創刊,印務編集長代理,また三面記事の書き手として有名になった。のち『読売新聞』に転じ,明治10年『東京毎夕新聞』を創刊して失敗した。『芳譚雑誌』に作品を連載し,維新の動乱で別れ別れになった父と娘が再会する物語『巷説児手柏』(1879)は本邦初の(鉛)活字本として出版された。戯作者と近代ジャーナリストの繋ぎ目にある人物。<参考文献>興津要『異端のアルチザンたち』

(本田康雄)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

高畠藍泉
たかばたけらんせん
(1838―1885)

戯作(げさく)者、新聞記者。本名瓶三郎(へいざぶろう)。藍泉はもと画号だが、のち通称とした。3世柳亭種彦(りゅうていたねひこ)、転々堂などの別号がある。江戸の生まれ。幕臣の出で、初め画工として立ったが、明治に入り新聞記者となり、多くの合巻(ごうかん)小説を執筆。1878年(明治11)創刊の『芳譚(ほうたん)雑誌』には早くから執筆し、『岡山紀聞筆命毛(ふでのいのちげ)』(1881~82)、『蝶鳥紫山裙模様(ちょうとりつくばのすそもよう)』(1883~84)などで筆名を高め、柳亭派の総帥と仰がれた。倉田藍江(らんこう)、三品藺渓(みしなりんけい)らはその門下である。84年から病み、門下の右田寅彦(みぎたのぶひこ)に口述筆記させ創作を続けたが、翌年11月18日没。[岡 保生]
『『明治文学全集2 明治開化期文学集(2)』(1967・筑摩書房)』

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世界大百科事典内の高畠藍泉の言及

【東京絵入新聞】より

…《東京日日新聞》創刊にもかかわった社主落合芳幾(よしいく)(1833‐1904)が有名な浮世絵師であったため,みずから彫刻して社会記事(雑報)に適した挿絵を入れた。また,戯作者高畠藍泉(たかばたけらんせん)(1838‐85)も編集長として活躍し,染崎延房(のぶふさ)(1818‐86。通称為永春笑,のち春水),前田香雪(こうせつ)(1841‐1916)とともに特色ある紙面づくりに貢献した。…

【柳亭種彦】より

…従来伝奇色の強かった合巻に情趣を導入し,措辞の調子も配慮し,合巻を文芸として高尚なものにしている。没後,門人笠亭仙果が2世種彦を,高畠藍泉が3世を継ぐ。【鈴木 重三】。…

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