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右胸心 うきょうしん

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

右胸心
うきょうしん

心臓が通常と反対側、すなわち右胸腔(こう)にあるものをいう。これは先天的なものであり、心臓から出ている大動脈や肺動脈も通常とは左右が逆の関係になっている。他の諸臓器の左右も逆関係にある場合、内臓逆位と称している。このような全身的な内臓逆位の場合、日常生活上問題となることは少なく、健康診断などのときに偶然に発見されるものがほとんどである。なお、内臓逆位を伴わない右胸心(孤立性右胸心)もあり、これは重い心奇形に伴うことが多い。一方、後天的原因、たとえば結核性胸膜炎や肺気腫(きしゅ)により、縦隔の機械的な右側偏位に伴うような心臓の右方偏位は、一般的には右胸心とはよばない。[阿部 裕]

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世界大百科事典内の右胸心の言及

【先天性心疾患】より

…それらはさまざまな立場から分類されているが,従来よく行われているのは,チアノーゼを示す群(チアノーゼ性先天性心疾患)と示さない群(非チアノーゼ性先天性心疾患)に分けるものである。前者にはファロー四徴症,完全大血管転位,総肺静脈還流異常,三尖弁閉鎖,右胸心などがあり,後者には心室中隔欠損,心房中隔欠損,心内膜床欠損,動脈管開存,肺動脈狭窄,大動脈狭窄,大動脈縮窄などが含まれる。ただしチアノーゼの有無は決定的な違いではなく,前者に分類される疾患においても,ほとんどチアノーゼのみられない例もあり,また後者に分類される心室中隔欠損などにおいても病気が進行した状態においてはチアノーゼが現れることもある。…

※「右胸心」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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