普及版 字通 「吁(漢字)」の読み・字形・画数・意味
吁
6画
[字訓] ああ・うれえる
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
声符は于(う)。于に・(く)の声がある。〔説文〕二上に「くなり」とあり、驚く声をいう。〔詩、周南、巻耳〕「云(ああ)何ぞ吁(うれ)はしき」のように、憂苦の意に用いることがある。
[訓義]
1. ああ、意外なことにおどろくときの声。
2. うれえる、なげく。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕吁 ヲオ・オドロク・アヒカタラフ・タノシブ・ウレハシキ・ウレフ・オフ・ナゲク
[語系]
吁xiua、呼・・xa、・歔xiaは声近く、みな驚き嘆くときの気息を示し、感動詞に用いる。
[熟語]
吁嗟▶・吁慨▶・吁▶・吁気▶・吁唏▶・吁▶・吁吸▶・吁吁▶・吁呼▶・吁然▶・吁▶・吁▶・吁▶・吁兪▶
[下接語]
一吁・吁・感吁・欷吁・吁・驚吁・呼吁・嗟吁・愁吁・吁・長吁
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報