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合同東方カトリック教会 ごうどうとうほうカトリックきょうかいUniat Churches

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

合同東方カトリック教会
ごうどうとうほうカトリックきょうかい
Uniat Churches

ギリシア正教やイスラム教の支配下にある地方で,なおローマ・カトリック教会 (→カトリック ) と交わりをもっている教会をさす。東方においては,ネストリウス派,単性派の異端,ビザンチン正教とローマ・カトリックの漸次的分離,ペルシア,サラセン帝国の支配などで,ローマ・カトリックとの結びつきは自然になくなっていったが,なお組織化されていない東方教会が存在していた。そのなかで,マロン派 (1181) やアルメニア派 (1198) のローマとの和解があった。その後イエズス会,ドミニコ会,フランシスコ会などの修道会が必死の布教活動により,その地方の典礼習慣を保存しつつ,ローマ教皇に帰属する習慣を育成,その地方の典礼に合う位階制度を定めていった。この試みの最初の大きな結実が,ブレスト=リトフスク東方合同カトリック教会の核となった。その後,近東および東ヨーロッパで徐々にこのタイプが成立し,このなかにはシリアのメルキト派 (1724) ,最近ではインドのマラバルのヤコブ派のマランカル帰一教会 (→トマス・キリスト教徒 ) が含まれる (1930) 。典礼は大別してビザンチン式 (→ビザンチン典礼 ) ,アレクサンドリア式,東シリア式,アルメニア式,西シリア式の5つがあるが,各典礼は,ローマ典礼と同等の地位を有する。合同東方カトリック教会のうちギリシア正教会系の教会はギリシア帰一教会ともいわれる。

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