合法ヶ(読み)がつぽうがつじ

日本歴史地名大系 「合法ヶ」の解説

合法ヶ
がつぽうがつじ

おう坂の坂下の辻。合邦ヶ辻とも書く。現在では下寺町したでらまち筋と相坂(国道二五号)との四つ辻が合法ヶ辻と思われているが、宝暦二年(一七五二)の天王寺管内地図によれば下寺町筋と相坂の三差路よりひとつ西側に、相坂より南方天下茶屋てんがちやや(現西成区)に向けて延びる街道があり、この街道との三差路に「合法ヶ辻」と記され、辻の南東角には閻魔堂が描かれている。「摂津名所図会」にも「合法辻 相坂清水の西の辻なり。閻魔堂あり」とみえ、「摂津名所図会大成」によれば堂内には閻魔王石像が安置されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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