合浦の玉(読み)ごうほのたま

精選版 日本国語大辞典 「合浦の玉」の意味・読み・例文・類語

ごうほ【合浦】 の 玉(たま)

  1. ( 昔、中国合浦太守が貪欲であったため、海の真珠が皆他へ移ってしまったが、孟嘗(もうしょう)が太守になり善政を行なったので再び真珠が帰って来たという「後漢書‐孟嘗伝」の故事から ) 一度失ったものが再び帰って来ることのたとえ。また、善政をしくたとえ。「かっぽのたま」とも。
    1. [初出の実例]「奪情只有沙練、平価其如合浦珠」(出典菅家文草(900頃)五・惜残菊)
    2. [その他の文献]〔王維‐送邢桂州詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android