吉兵衛(読み)きちべえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉兵衛」の解説

吉兵衛(2) きちべえ

?-1864 江戸時代後期の陶工
和泉(いずみ)大鳥郡湊(みなと)村(大阪府堺市)の本湊焼(湊焼とも)の8代。文久元年(1861)7代吉右衛門の跡を相続した。元治(げんじ)元年死去。明治にはいって9代をついだ吉兵衛は,津塩吉右衛門を称した。

吉兵衛(1) きちべえ

?-? 織豊時代の陶工。
千(せんの)利休同時代の人という。京都で製陶にたずさわる。小堀遠州茶入れをつくった別所吉兵衛と同一人ともみられる。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android