利休(読み)リキュウ

精選版 日本国語大辞典 「利休」の意味・読み・例文・類語

りきゅうリキウ【利休】

  1. [ 1 ]せんのりきゅう(千利休)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙
    1. ( 形動 ) おろかなこと。また、そのさま。京坂地方の遊里の語。
      1. [初出の実例]「すぐれてきゃしゃにはあれど、利休なり」(出典:評判記・満散利久佐(1656)金太夫)
    2. りきゅうがた(利休形)」の略。
      1. [初出の実例]「はなかみ袋も、利久(リキウ)じゃねい。まだ、くろらしゃの二ツおりさ」(出典洒落本傾城買指南所(1778))
    3. りきゅうげた(利休下駄)」の略。
      1. [初出の実例]「花崗石の甃石に利休の歯を鳴らしながら」(出典:父親(1920)〈里見弴〉)
    4. りきゅういろ(利休色)」の略。
      1. [初出の実例]「紫紺に違ひ絣、利休(リキウ)に網代等至極好し即ち是れ等の物を上着とし」(出典:風俗画報‐一一二号(1896)流行門)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「利休」の解説

利休

1989年公開の日本映画監督脚本勅使河原宏原作野上彌生子、脚本:赤瀬川原平撮影:森田富士郎。出演三國連太郎三田佳子、9代目松本幸四郎、田村亮岸田今日子北林谷栄、山崎努ほか。第44回毎日映画コンクール撮影賞受賞。第13回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞(三國連太郎)ほか受賞。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android