吉原雅風(読み)ヨシワラ ガフウ

20世紀日本人名事典 「吉原雅風」の解説

吉原 雅風
ヨシワラ ガフウ

明治〜昭和期の日本画家



生年
明治15(1882)年11月11日

没年
昭和4(1929)年12月25日

出生地
埼玉県熊谷町(現・熊谷市)

本名
吉原 義雄

別名
別号=探仙斎

学歴〔年〕
東京美術学校(現・東京芸術大学)〔明治36年〕卒

経歴
16歳の時橋本雅邦に師事。雅風門下による二葉会、美術研精会で評議員をつとめ、両会の他、日本画会、日本美術協会などに出品し、受賞する。明治40年第1回文展に「暮雪」が初入選し、以後同展に出品を続け、帝展にも大正15年より「武尊の残雪」などを発表。山水題材とし、雄大な自然を描き出した。他の作品に「木曽御嶽」「深山の朝」「雪の清水越」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉原雅風」の解説

吉原雅風 よしわら-がふう

1882-1929 明治-昭和時代前期の日本画家。
明治15年11月11日生まれ。橋本雅邦に師事。明治40年文展に初入選し,のち文展,帝展を中心に活躍。「雪の清水越」「山霧」など雄大な趣の山水画をえがいた。昭和4年12月25日死去。48歳。埼玉県出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。本名は義雄。別号に探仙斎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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