吉士金(読み)きしの かね

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉士金」の解説

吉士金 きしの-かね

?-? 6世紀後半の官吏
新羅(しらぎ)(朝鮮)への使者。新羅にほろぼされた任那(みまな)の再建をはかるため,2万余の軍兵筑紫(つくし)にあつめられた崇峻(すしゅん)天皇4年(591),任那復興について新羅の見解を問いただした。敏達(びだつ)天皇4年(575)に派遣された吉士金子(かね)と同人とみられ,吉士磐金(いわかね)と同一人物とする説もある。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例