吉山新田(読み)よしやましんでん

日本歴史地名大系 「吉山新田」の解説

吉山新田
よしやましんでん

[現在地名]塩沢町吉山新田

大木六おおきろく村南の山際にある。支集落吉寺よしでらが南に続く。応永二三年(一四一六)開村の伝承がある(南魚沼郡誌)。大木六村の枝村。天和三年郷帳では高二四〇石四斗余。宝暦五年(一七五五)の村明細帳(小千谷市立図書館蔵)では田一七町九反余・畑八町四反余。家数四六、男一一九・女九二、牛一七・馬一九。「新編会津風土記」では家数五一、吉寺五。集落中央の鎮守熊野神社は永享二年(一四三〇)紀州和歌山の吉井杉右衛門なる者が勧請。その地を仙石せんごく付近の熊野島くまのじまという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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