吉松茂太郎(読み)ヨシマツ モタロウ

20世紀日本人名事典 「吉松茂太郎」の解説

吉松 茂太郎
ヨシマツ モタロウ

明治〜昭和期の海軍大将



生年
安政6年1月7日(1859年)

没年
昭和10(1935)年1月2日

出生地
土佐国幡多郡中村町(高知県)

学歴〔年〕
海兵〔明治13年〕卒

経歴
土佐藩士・吉松万弥の長男として生まれる。明治3年藩校・致道館で学び、上京。7年海軍兵学寮に入学し、13年卒業。16年少尉。18年巡洋艦浪速の回航のため英国に派遣される。21年フランスに留学、砲術・海軍制度の研究などを経て、26年帰国。日露戦争では巡洋艦常磐艦長。海軍大学校長、呉鎮守府長官、第1艦隊司令官兼連合艦隊司令長官などを歴任、海軍有数の戦術家として知られる。大正5年大将。6年軍事参議官となり、9年現役を退く。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉松茂太郎」の解説

吉松茂太郎 よしまつ-もたろう

1859-1935 明治-大正時代軍人
安政6年1月7日生まれ。フランス留学。日露戦争では巡洋艦「常磐」艦長。海軍大学校長,呉鎮守府長官,第一艦隊司令長官兼連合艦隊司令長官などを歴任した。海軍大将。昭和10年1月2日死去。77歳。土佐(高知県)出身。海軍兵学校卒。

吉松茂太郎 よしまつ-しげたろう

吉松茂太郎(よしまつ-もたろう)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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