吉水院(読み)キッスイイン

デジタル大辞泉 「吉水院」の意味・読み・例文・類語

きっすい‐いん〔‐ヰン〕【吉水院】

奈良県吉野山にある金峰山寺きんぷせんじ僧坊役小角えんのおづのの庵という。明治神仏分離廃寺吉水よしみず神社となる。源義経が追われて潜み、後醍醐天皇行宮としたことで有名。

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精選版 日本国語大辞典 「吉水院」の意味・読み・例文・類語

きっすい‐いん‥ヰン【吉水院】

  1. 奈良県吉野郡吉野町吉野山にあった僧坊。文治元年(一一八五源頼朝に追われた義経静御前とともに身を寄せ、延元元年(一三三六)には後醍醐天皇の行在所が置かれたことで有名。明治初年の神仏分離により、吉水(よしみず)神社となる。

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世界大百科事典(旧版)内の吉水院の言及

【吉水神社】より

…奈良県吉野郡吉野町吉野山に鎮座。後醍醐天皇を主神とし,楠木正成,吉水院宗信法印を配祀する。もと吉水(きつすい)院と称し,役小角(えんのおづぬ)の創立と伝える吉野修験金峯山寺の僧坊で,後醍醐天皇吉野潜幸のとき,しばらく行宮(あんぐう)とされた。…

※「吉水院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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