デジタル大辞泉
「金峰山寺」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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金峰山寺
きんぷせんじ
大和国吉野山から大峰山にかけての峰々の諸寺院の総称
金峰山修験本宗の総本山で,修験道の開祖役小角 (えんのおづぬ) の開基と伝えられ,中心は吉野町にある蔵王 (ざおう) 堂。現在まで修験者の行場となっている。平安中期には貴族の参詣が流行。中世においてはこの山は弥勒の浄土として信仰され,僧徒の兵力も強大であった。南北朝の動乱期には南朝の拠点となり,高師直に攻められて焼失。復興後,近世には日光山輪王寺の支配下にはいった。
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
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