吉田直人(読み)よしだ なおんど

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉田直人」の解説

吉田直人 よしだ-なおんど

1834-1866 幕末武士
天保(てんぽう)5年生まれ。因幡(いなば)鳥取藩士。長沼流兵法をおさめて藩校尚徳館の教官となる。藩主側(そば)用人黒部権之助の一派が藩主の勤王思想を阻害することをおこり,文久3年京都で同志とともに黒部らを暗殺(本圀(ほんこく)寺事件)。慶応2年脱藩して長門(ながと)へおもむく途中の8月3日,出雲(いずも)(島根県)で黒部らの遺族に討たれた。33歳。本姓は穴山。名は保実。字(あざな)は子華。号は隅山,藍園。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android