吉美村(読み)きびむら

日本歴史地名大系 「吉美村」の解説

吉美村
きびむら

[現在地名]姫路市大津区吉美おおつくきび大津区真砂町おおつくまさごちよう

平松ひらまつ村の南に位置し、大津茂おおつも川河口左岸の海岸部に立地する。揖東いつとう郡に属する。長享元年(一四八七)と推定される福井庄村名注文(吉川家文書)福井ふくい庄二八ヵ村の一として君か浜村とみえる。天正一五年(一五八七)九月二四日の豊臣秀吉知行方目録(木下家文書)には「きひ」とあり平松と並記され、合せて二一七石余などが木下家定に与えられている。慶長六年(一六〇一)検地帳(安積家文書)には「きひか浜」と記され、高一一六石余・反別六町五反余。領主変遷大堤おおづつみ村と同じ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android