六字名号(読み)ろくじみょうごう

精選版 日本国語大辞典 「六字名号」の意味・読み・例文・類語

ろくじ‐みょうごう‥ミャウガウ【六字名号】

  1. 〘 名詞 〙ろくじ(六字)の名号
    1. [初出の実例]「浄土宗意我等凡夫但任国称六字名号者」(出典:日蓮遺文‐守護国家論(1259))

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「六字名号」の意味・わかりやすい解説

六字名号
ろくじみょうごう

南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」の六文字をいう。九字名号南無不可思議光如来(なむふかしぎこうにょらい)」、十字名号「帰命尽十方無礙光如来(きみょうじんじっぽうむげこうにょらい)」に対する。南無は礼する意で、阿弥陀仏への帰依(きえ)を表す術語。『観無量寿経(かんむりょうじゅきょう)』などに説かれ、この六字名号を唱えることによって、浄土往生(じょうどおうじょう)への目的が達せられるとされる。真宗ではもっぱら六字名号を本尊としていた。また転じて死ぬことをもいう。

[佐々木章格]

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