吉野の行宮(読み)よしののあんぐう

精選版 日本国語大辞典 「吉野の行宮」の意味・読み・例文・類語

よしの【吉野】 の 行宮(あんぐう)

  1. 後醍醐天皇が、吉野に設けた行宮。延元元年(一三三六足利尊氏京都を追われた後醍醐天皇は神器を帯して吉野に潜幸し金輪王院を行宮と定め、南朝を開き、尊氏の擁立する北朝に対抗した。正平三年(一三四八)後村上天皇は北朝側の吉野攻撃を避けて行宮を賀名生(あのう)に移した。長慶天皇を経て後亀山天皇は元中九年(一三九二)北朝と和議を行ない京都の大覚寺に帰った。吉野の宮。

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