精選版 日本国語大辞典「吊上・釣上」の解説
つるし‐あ・げる【吊上・釣上】
〘他ガ下一〙 つるしあ・ぐ 〘他ガ下二〙
※杜詩続翠抄(1439頃)一五「率土普天は皆国の形勝険にして車をも縄を著、馬をも縄を以てつるしあくる処、謂之懸車束馬之険」
② つって上にあげたさまにする。目尻や眉を上にあげる。つりあげる。
③ 一人または少数の人を、大勢の人できびしく責めなじる。
※シベリヤ物語(1950‐54)〈長谷川四郎〉勲章「何らかの手を打たなくては、吊し上げられる恐れがあり」
つるし‐あが・る【吊上・釣上】
〘自ラ五(四)〙
① つるされて上にあがる。つりあがる。
② つるして上にあがったさまになる。目尻や口元が上にあがる。つりあがる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報