同族村落(読み)どうぞくそんらく(その他表記)clan settlement

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「同族村落」の意味・わかりやすい解説

同族村落
どうぞくそんらく
clan settlement

血縁関係のある人々が同一地域に居住して形成された村落。中国や朝鮮では古くから同一の祖先から出た人々の結びつきが強固で,同一の場所に居住して地縁集団として成立したところが多い。このような村落の日常生活では,冠婚葬祭をはじめ,年中行事その他,経済生活の面でも相互扶助風習が強い。朝鮮では,もともと家名門閥を尊重し,血縁関係のある人々が村落をつくり,これが行政上の下部組織となって邑 (日本の町に相当する) や面 (日本の村に相当する) を形成した。日本では本家分家の関係から,一つの村落に同族的つながりの濃い村落が農山漁村にみられ,沖縄では門中 (もんちゅう) と呼ぶ同族集団も存在するが,中国や朝鮮にみられるほど,地縁集団としての結びつきは強くない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む