名下村(読み)みようげむら

日本歴史地名大系 「名下村」の解説

名下村
みようげむら

[現在地名]下田村名下

五十嵐いからし川左岸にあり、上流栗山くりやま村、対岸大谷地おおやち村。元和五年(一六一九)堀直寄は郷村支配組織の整備をはかり、下田郷のうち後の森町組にあたる地域では、名下村在住の五十嵐三五右衛門が大肝煎に任命された。五十嵐氏は中世以来この地に居住した土豪で、現在の森町小学校名下分校がその館跡といわれる。正保国絵図に村名がみえる。正保(一六四四―四八)初年の物成高を記した「初免石」(「村松小史」渡辺芳江氏蔵)では一五八石九斗余・家三二戸。文化一一年(一八一四)の森町組家数書上帳(金子泰夫氏蔵)では家数四八、ほかに肝煎組頭山伏三。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android