事典 日本の地域ブランド・名産品 「名古屋仏壇」の解説
名古屋仏壇[仏壇・仏具]
なごやぶつだん
名古屋市・旧岡崎市(平成18年1月1日合併以前)・旧一宮市(平成17年4月1日合併以前)・瀬戸市・半田市・春日井市・津島市・安城市・西尾市・犬山市・常滑市・江南市・旧尾西市(現一宮市)・小牧市・旧稲沢市(平成17年4月1日合併以前)・東海市・大府市・知多市・知立市・尾張旭市・岩倉市・豊明市・旧西春日井郡師勝町(現北名古屋市)・丹羽郡扶桑町・旧葉栗郡木曽川町(現一宮市)・旧中島郡祖父江町及び平和町(現稲沢市)・海部郡七宝町・美和町・甚目寺町・蟹江町・旧弥富町(現弥富市)・旧佐織町及び八開村(現愛西市)・知多郡東浦町及び武豊町で製造された仏壇。この地方は篤い仏教信仰に支えられ、早くから仏壇づくりの技が育った。江戸時代初期、東本願寺造営に参加した優れた職人たちが木曽檜を用いて仏壇工芸を発展させ、今日の基礎が形成された。ほぞ組による組立て式で、汚れや傷みがひどくなっても分解できる。水害から仏壇を守るため、台の部分が高く、まくりを備えている。1976(昭和51)年12月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。2007(平成19)年12月、特許庁の地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5098956号。地域団体商標の権利者は、名古屋仏壇商協同組合・名古屋仏壇商工協同組合。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報