日本歴史地名大系 「名生館遺跡」の解説
名生館遺跡
みようだていせき
南東に延びる標高約四〇メートル、沖積地との比高約一〇メートルの火砕流台地南東端付近に立地する古代官衙跡と中世の名生城跡との複合遺跡。名生館官衙遺跡として国指定史跡。奥州探題大崎氏の居城である名生城の跡としてよく知られていたが、古代の瓦や土師器・須恵器なども出土することから、「続日本紀」天平九年(七三七)四月一四日条にみえる
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報