向こう鎚(読み)ムコウヅチ

デジタル大辞泉 「向こう鎚」の意味・読み・例文・類語

むこう‐づち〔むかふ‐〕【向こう×鎚】

鍛冶かじで、主鍛冶反対側に立っている助手が使う長柄の大づち。また、それを使う人。

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精選版 日本国語大辞典 「向こう鎚」の意味・読み・例文・類語

むこう‐づちむかふ‥【向槌・向鎚】

  1. 〘 名詞 〙 鍛冶で、二人が向かい合って打つとき、立って前方から打つのに使用する長柄の大槌。また、それを使う人。
    1. [初出の実例]「竹の弟子にでもしてもらって、向う鎚でも打たしてもらふか」(出典:山の鍛冶屋(1926)〈宮嶋資夫〉一)

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