向木見遺跡(読み)むこうぎみいせき

日本歴史地名大系 「向木見遺跡」の解説

向木見遺跡
むこうぎみいせき

[現在地名]倉敷市木見

福南ふくなん山の北東山麓にある丘陵上に広がる弥生時代の遺跡。一部には弥生中期末の生活跡もみられるが、主体は弥生後期の埋葬遺跡である。埋葬遺跡は弥生後期初頭に始まり、ほぼ弥生終末頃まで続く。土壙墓・壺棺などの集合した墓域が点在しているが、その一角小石で簡単な石棺を造った墓壙が集中している地点があり、この地点から特殊器台が発見された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android