向横田村(読み)むかいよこたむら

日本歴史地名大系 「向横田村」の解説

向横田村
むかいよこたむら

[現在地名]益田市向横田町

西横田ともいう。高津川匹見ひきみ川の合流点西岸地帯に位置し、北東対岸は横田村、東対岸は寺垣内てらがいち村、南は大滝おおたき村、西の川登かわのぼり村との間に田代たしろ山がそびえる。寺垣内村との間の高津川に船渡しがあった。大洪水のため横田村との境争いが度々起きた。江戸時代の支配の変遷高津村と同じ。元和三年(一六一七)の竹村丹後守引渡証文(亀井家記稿本)に村名がみえ、高三六三石余。古高三六三石余、寛永一四年(一六三七)の検地高五九九石余(万手鑑)正保国絵図では高三六三石余。製紙が盛んで上納半紙は近郷中でも最高率である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android