故事成語を知る辞典 「君子はもとより窮す」の解説 君子はもとより窮す 立派な人間は、窮地に陥っても平然としているものだ、ということ。 [由来] 「論語―衛えいの霊れい公こう」に載っているエピソードから。諸国を旅していた孔子が、あるとき、トラブルに巻き込まれて食糧がなくなり、立ち上がることもできないくらいに窮乏してしまったことがありました。このとき、弟子の子し路ろが、「君子でもこんなに窮乏することがあるのですか」と孔子ににじり寄ったところ、孔子は「『君子は固もとより窮す(人格が立派な君子とは、そもそも窮乏して当たり前だ)』。人格のできあがっていない小人は、窮乏すると大騒ぎするものだな」と答えたということです。 出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報 Sponserd by