デジタル大辞泉 「吸付ける」の意味・読み・例文・類語 すい‐つ・ける〔すひ‐〕【吸(い)付ける】 [動カ下一][文]すひつ・く[カ下二]1 ぴたりとくっついて離れないようにする。吸いつかせる。「磁石で鉄くぎを―・ける」2 吸ってタバコに火をつける。「仕事を片づけて一服―・け」〈一葉・にごりえ〉3 いつも吸っている。吸い慣れる。「軽いタバコを―・けている」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「吸付ける」の意味・読み・例文・類語 すい‐つ・けるすひ‥【吸付】 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]すひつ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙① 吸って付着させる。また、物を吸うように密着させる。吸引させる。[初出の実例]「眼が壺の様に引ッ込んで、眼球を遠慮なく、奥の方へ吸(ス)ひ附(ツ)けちまふ」(出典:坑夫(1908)〈夏目漱石〉)② 吸ってタバコに火をつける。タバコを吸う。[初出の実例]「火を唼付(スイツケ)たる莨菪(たばこ)を所望し」(出典:仮名草子・東海道名所記(1659‐61頃)一)「仕事を片づけて一服吸(スイ)つけ」(出典:にごりえ(1895)〈樋口一葉〉四)③ ( 「つける」は、いつもそうしなれているの意 ) 吸いなれる。タバコなど、いつもそれを吸う。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例