吸出膏(読み)すいだしこう

改訂新版 世界大百科事典 「吸出膏」の意味・わかりやすい解説

吸出膏 (すいだしこう)

別名たこの吸出し〉ともいい,古くから〈はれもの〉の治療に家庭薬として使用されている。油脂性軟膏で,化膿性皮膚疾患(癰(よう),疔(ちよう),よこね,その他のはれもの)に外部より刺激を与え,患部を口開し膿を排出して治癒させる。現在は皮膚の化膿性疾患そのものが少なくなってきたため,ほとんど用いられていない。成分は,植物油松脂,木蠟,パラフィン,白色ワセリン,硫酸銅ペルーバルサム酢酸サリチル酸など。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 杉原

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む