岩石学辞典 「吸着作用」の解説 吸着作用 固体の岩体の表面に気体または液体が弱く結合すること.気相または液相中の物質が,その相と接触するほかの液相または固相との界面で,相の内部と異なった濃度で平衡に達する現象をいう[長倉ほか : 1998].集合体の比表面積が増加すると,吸着作用の速度も増加する.濃度が大きくなる場合を正吸着(positive adsorptio),減少する場合を負吸着(negative adsorption)という. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報