吹出物(読み)ふきでもの

精選版 日本国語大辞典 「吹出物」の意味・読み・例文・類語

ふきで‐もの【吹出物】

  1. 〘 名詞 〙 皮膚に生ずるできもの。にきびの類。吹き出。
    1. [初出の実例]「学問は棚へ上って吹出物」(出典:俳諧・高点部類(1775))
    2. 「いつでも吹き出ものをつくった」(出典:弟(1973)〈古井由吉〉)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「吹出物」の意味・わかりやすい解説

吹き出物
ふきでもの

にきび、毛嚢(もうのう)炎(毛包炎)、癤(せつ)など、アワ粒大の発疹(ほっしん)や小さな化膿(かのう)を生ずる皮膚病の俗称。できもの、ふきで、おでき、腫(は)れ物ともいう。

[野波英一郎]

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