吾妻路富士太夫(読み)あづまじ ふじたゆう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吾妻路富士太夫」の解説

吾妻路富士太夫 あづまじ-ふじたゆう

?-1862 江戸時代後期の浄瑠璃(じょうるり)太夫
新内節。安政ごろ江戸の市村座中村座で浄瑠璃「忍岡恋曲者(しのぶがおかこいはくせもの)」「夜鶴姿泡雪(よるのつるすがたのあわゆき)」などをかたり,好評をえた。万延元年花園宇治太夫と改名。文久2年2月6日死去。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の吾妻路富士太夫の言及

【新内節】より

…なお彼には滑稽(こつけい)な(チャリ物という)《弥次喜多》3段もある。同じ安政年間に吾妻路富士太夫(のち花園宇治太夫と改名)が劇場に出演したが,一代で終わった。明治の初期,魯中の子の5世加賀太夫が《花井お梅》《高橋お伝》などの作品を発表した。…

※「吾妻路富士太夫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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