呑噬(読み)ドンゼイ

デジタル大辞泉 「呑噬」の意味・読み・例文・類語

どん‐ぜい【××噬】

[名](スル)
のむことと、かむこと。
鰻鱺うなぎを圧倒し山鯨を―し」〈服部誠一・東京新繁昌記
他国を攻略してその領土を奪うこと。
スパルタは、今又―を逞うして」〈竜渓経国美談

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精選版 日本国語大辞典 「呑噬」の意味・読み・例文・類語

どん‐ぜい【呑噬】

  1. 〘 名詞 〙
  2. のむこととかむこと。〔広益熟字典(1874)〕
  3. 相手を征服すること。他国を攻めてその領土を奪い取ること。
    1. [初出の実例]「鳥中では摯鳥、獣中では豺の如なは呑噬の心がなうてはぞ」(出典:史記抄(1477)五)
    2. [その他の文献]〔魏志‐崔琰伝〕

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