現代外国人名録2016 「周永康」の解説
周 永康
シュウ・エイコウ
Zhou Yong-kang
- 職業・肩書
- 政治家 元中国国務委員・公安相,元中国共産党政治局常務委員
- 国籍
- 中国
- 生年月日
- 1942年12月
- 出身地
- 江蘇省無錫
- 学歴
- 北京石油学院石油地球物理学勘探専業〔1966年〕卒
- 経歴
- 1964年中国共産党入党。高級工程師。大慶油田、遼河油田、遼河石油などに勤務。’85年12月中国石油工業部副部長、’88年中国石油天然ガス公司副総経理、のち総経理(社長)、’89年タリム石油勘探開発指揮部指揮、’93年全国緑化委員会委員など歴任。’98年3月国土資源相。この間、’92年党中央委員候補、’97年党中央委員。2000年1月より四川省党委書記を務め、国家プロジェクトの西部大開発を推進した。2002年11月党政治局員に昇格、同年12月より党政治局常務委員。2003年3月国務委員、同年公安相に就任。2007年10月党政治局常務委員、党中央政法委書記。2008年3月国務委員、公安相退任。2012年11月党政治局常務委員退任。“国務院石油派”の一人として知られたが、2015年4月収賄や職権乱用、国家機密漏洩などの罪で起訴される。6月一審判決で無期懲役を言い渡され、上訴しない考えを示したため、判決が確定した。党最高指導部にあたる常務委員経験者の汚職での起訴は、1949年の建国以降初めて。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報