周転円説(読み)しゅうてんえんせつ(その他表記)epicycle theory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「周転円説」の意味・わかりやすい解説

周転円説
しゅうてんえんせつ
epicycle theory

ギリシア時代に地球を中心として (固定して) 複雑な惑星の運動を記述するために考えられた学説の一つ。地球を中心とする誘導円の円周上の1点を中心とするもう1つの円を考え,後者,すなわち周転円の円周上を惑星が動くとした。これによって地球と惑星との間の距離の変化や角度の速度の変化が説明できる。ヒッパルコスに始り,プトレマイオスによってこの説が確立され,観測天文学の進歩に役立ったが,究極的には太陽を中心とするコペルニクスの地動説に座を譲ることになった。

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