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周転円 しゅうてんえん

大辞林 第三版の解説

しゅうてんえん【周転円】

回転するある円の円周上に中心をもって回転している小円。天動説で惑星の不規則な運行を説明するために導入され、惑星はこの小円上を運動していると考えられた。

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百科事典マイペディアの解説

周転円【しゅうてんえん】

一つの円周上を動く点を中心とする小さい円。前者導円と呼ばれる。主として,天文学天体の見かけの運行を記述するのに使われた。地球が導円の中心にあり,惑星が周転円上を一定速度で動くと考えると,惑星の見かけの運動をある程度説明できる。

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世界大百科事典 第2版の解説

しゅうてんえん【周転円 epicycle】

英語のepicycleは,ギリシア語源で円の〈上にepi〉という意味をもつ。ある回転する円の円周上の1点を中心として,さらに回転する小さな円を与えるとき,その小円を周転円と呼ぶ。主として,天文学において,天体の見かけの運行を記述するために用いられた。もっとも著名な例は,プトレマイオスの《アルマゲスト》の中で用いられている。基本となる円(導円と呼ばれる)と周転円の回転比を適当に変えることによって,周転円上に指定された天体の描く軌跡はさまざまになりうるが,その中で,ループをもつ軌跡が,地球中心モデルにおける,地球から見た惑星の運行を記述するために非常に便利だったからである。

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世界大百科事典内の周転円の言及

【宇宙】より

…I.ニュートンの空間概念は,絶対空間のごとき抽象性を主張しているとはいえ,その実,神の感覚のみなぎる作用圏のごときものであって,決して均質な中立的空間ではないが,そうした宇宙空間の〈意味〉性の主張は,おそらくはニュートンをもって最後と考えるべきであろう。
【地球中心説と太陽中心説】
 コペルニクスの太陽中心説は,基本的にはプトレマイオスの周転円を利用した地球中心説の座標変換であるといえる。プトレマイオスは,地球を宇宙の中心(実際には少しずらした離心円的構造をとるが)にすえ,恒星の日周運動は,最外殻の大きな球に恒星が付着しており,その球自体が1日1回東から西へ回転することで説明できると考えた。…

※「周転円」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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